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2005年12月

2005.12.22

涼風「喪失」の感想

非公式とはいうものの、googleで検索すると先頭に出てしまうようなファンページまで作ってる私なので、本当はあまりに率直な感想を書くのはいけないことなのかもしれないけど、心の声が「書け」と叫んでいるので、まあ書きます(おいおい)。

基本的にアニメを観る前に、その展開を原作で既に知ってしまっているってのはあまり好きじゃないのだけど、三橋加奈子のファンをやってることもあって、情報収集のために、どうしても原作漫画のチェックもせざるを得ない。

ただ、幸か不幸か、アニメ版の最終回辺りの部分は、原作漫画でその展開とかがどうなってたのか、全然知らないんだよね。

そういう状況で観た今回の「喪失」の感想なんだけど、いやはや、まさかこういう壮絶な(?)シーンがあるとは知らず、少なからず驚いた。

ところで、少し話が逸れるけど、昔、アニメ「発明BOYカニパン」という作品があった。

その作品で私は三橋加奈子のファンになり、彼女のファンになったことが、その先の人生に、いろんな意味(笑)で重大な影響を与えてしまい、今に至っている。

その時私が感じた、声優「三橋加奈子」の魅力というのは、ほんとムチャクチャ自分勝手な、罵倒、激怒とかをしても、彼女がそれを演じると、どうしてもどうしてもどうしても憎めない…というか逆に可愛すぎて殺す気か……ってところ、であった。

そういう意味で、この作品は彼女にとって全く適任だったんだなあと思う。誰がキャスティング決めたのかなあ。その人、私の非常に微妙なツボとかがあまりに解りすぎてて正直恐いのだけど(笑)。

そもそも、このアニメって、私のために作られたアニメだと勝手に思ってたけど、なんだかそれを確信するような内容だったな。今回は特に。

みなさん楽しんでいただいてますか。なんか私は、公共の電波等を私物化している気分に陥ってますが大丈夫ですか。ついてきてますか?

とにかく、三橋加奈子だからこそ、あの回数が許されるのではないかと(笑)。というか、涼風(声:三橋加奈子)なら、あの回数行かなきゃだめでしょ…ですな。

作品の流れとしては、ここはシリアス部分であり、登場人物も至って大まじめなんだけど、俯瞰的に観れば、このシーンは正直爆笑するしかない…よね。そうだよね。誰かそうだと言ってよ、自分の感性が大丈夫などうか、ちょっと心配なんだよお…。

古い話で悪いのだけど、昔、私は斉藤由貴のファンだったりしたのだけど、彼女がスケバン刑事で「笑いたければ笑えばいいさ」と叫んでた時に、「がははははは」と笑ってたそれと近いような感覚……。

あ、でも、ちょっと違うのは、あの時の斉藤由貴はきっと単に無我夢中という感じだったのだろうけど、多分、この回アフレコに臨んだ三橋加奈子は、ここは、俯瞰的に観れば爆笑ということを、解ってて演じてるのではないかという点。

どんな気持ちだったのかは正直本人に訊いてみたいところなんで、もし、機会があったら訊いてみることにしよう。但し、その返事はオフレコになるかもしれない(笑)。

そんなわけで、この回は、ある意味、多面的な回だと思う。

blog等で、今回の他の人の感想とかを、ちょっと探ってみたけど、作品世界の中に入って、つまり、登場人物の目線で観ている人と、そうでない人(言い方を変えれば擦れた見方をしている人)とで、まっぷたつに感想が別れてる。

「わけわからん」とか言ってる人は、正直、作品の掘り下げが足りない。単純に「感動した」とか言ってる人もだ(おいおい)。

まあ、そんな擦れてしまった私ではありますが、そうはいっても青春時代のピュアな気持ちを忘れてるわけじゃないので念のため。でも、やっぱ、自分には嘘はつけず、あのシーンはやっぱり爆笑するしかなかったな……。それを吐露してしまうところも、私が今でもピュアな証拠でしょ?(もう何がなんだか…)

と、とにかく、アニメというのはいろいろ奥深いね。
あ、こんなことしてる場合じゃない。とっとと涼風の同人誌描かないと、本気で落ちる(苦笑)。

…てなわけで、アニメ「涼風」の話で盛り上がりたい人で、冬コミに参加される方は、サークルスペースに遊びに来てください。

金曜日、西館 さ34b「あんあん戦隊」です。

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2005.12.10

ミュージカル「ギャラクシーエンジェルRe-MIX」

木曜日、東京銀座でミュージカル「ギャラクシーエンジェルRe-MIX」を観た。昼と夜の二回を観た。

ひとことで言うと、それはギャラクシー級の凄い出来だった。

ミュージカル ハンター×ハンターも凄い舞台と思ったが、この舞台もそれに負けず劣らず凄い。

エンジェル隊出演者がそのキャラになりきり、歌い、踊り、舞台狭しと駆けめぐり、転び、そして跳ぶ(と言っても縄跳びなのだが、これが凄い)。

アドリブ、ギャグも満載、とにかくあらゆるものを詰め込んだ超力作。

そして、何と言っても出演者一人一人が可愛い。

COACH☆からは、アニメ「涼風」でレギュラー声優を担当した三人が参加。

まず、明坂聡美は、エンジェル隊のヴァニラ役。表情が乏しいという制約された設定での演技の中で、時折ギャグをいれ観客をどっと沸かせるその間の見事さには、何か天賦の才能を感じる。

細野佑美子は、とてつもなく可愛いかった。時々ひょうきんなところもみせつつ、可憐な王女を演じきる。
三浦初美には、その切れのよいダンスとアクションに驚かされた。バトントワリングも見事。キュートな悪役を熱演。
二人は出せる魅力を十二分に出し切っていた。正直言って、私の想定の範囲を超えていた。

主役、ミルフィーユ役の富田麻帆。常に笑顔を絶やさず舞台狭しと駆け回る。とにかくすさまじい運動量とその熱演に圧倒される。
ランファ役の小出由華。そのどこまでも明るくノリの良い演技に顔がほころぶ。
ミント役の小野まりえ、そのしぐさ、動き、とにかく何もかもがすさまじく可愛い。俺を殺す気か。
フォルテ役の白川りさは、そのクセのあるキャラを力強くファンキーに演じきり、ちとせ役の中山恵里奈は、素直で優しい性格を見事に描き出していた。

横山智佐のその力強く冷徹な演技に圧倒される。

そんなわけで、三橋加奈子を観るために、博品館に再び来た私は、他のキャストの熱演にすっかり振り回されっぱなしだった。

肝心の三橋加奈子は、アクションシーンなどの見せ場はあったものの、基本的には、脇役を手堅く演じて、作品を影から支えるという役割だった。
でも、そういう脇役的な活躍も、私は嬉しい。ボーイッシュな声が、女性ばかりのキャスティングの中で、濃淡を出す役割を担っていたと思う。

ただ一つ残念に感じたのは、この作品の根幹をなすストーリー部分。特に、悪に対しての少々ステレオタイプ過ぎる表現。

純然たる子供向け作品ならそれも良かったろう。しかし、そのチケットの高額さもあって、実際に劇場に訪れた観客は、大きなお友達がメインだ。

その観客たちを、ベースの物語で満足させることは十分には出来なかったのではないか……。終盤の物語の展開は、特に敵側についてはキャラクタの掘り下げを含め、消化不良な面が多々あったと思う。アイテムの発見、力の発動に関しても、正直工夫を欠いていた。

そして、「戦いはいけない」ということの描写。それは私には、物語を構成するための単なる道具として使われていたように感じた。

今、我々の周囲をとりまく世界、その中で起きている紛争や、戦争は、その姿を次々に変えてきている。その中で、何が必要なのか、何を考えなければいけないのか。
この作品がもその部分をもう少ししっかりと語れていたら、作品が観客に与えるインパクトは、さらにとんでもなく増したのではないだろうか。

この個性豊かなキャスト陣なら、そのとてつもないインパクトを作り出せたのではないか。

物語の根底に流れる思想が十分でなければ、キャストの熱演もどこか空回りしてしまう。そんな残念な思いが少しだけ残った。

とても傲慢な感想かもしれない。しかしその思いを語らずにはいられないほど、この舞台は凄かったのだ。

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