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2015.01.15

アニメ「聖剣使いの禁呪詠唱」1話を巡る感想

世間は艦これやデレマスアニメの話題で持ち切りですが、私は完全にこのアニメに取り憑かれており、どうも、ツイートでは足らないので、久々にブログに感想を書きます(笑)。

今期は勇者系ラノベが4作もアニメ化されて放送されています。私や一部の界隈で、これらは「ラノベテンプレ四天王」と呼ばれています。私から見ても、これらは「似たような別の何か」って感じで、どれがどれだかわからないという批判的評価が出ても当然なわけですが、私個人はこれらの作品を見比べて楽しんでいます。

その中での私のイチオシが本作で、今回はコミカライズや原作もチェックし始めているのですが、アニメ化で、原作の何を変えたのかについて、興味深く感じています。

細かく検証はしていませんが、ざっくり言えば、勢いを与えるために、構成を大幅に変えているという感じです。一方、細かいセリフ回しは、原作を生かした内容になっています。つまり手間をかけた再構成です。

結果的に作品が原作と比べて、どう変わったのか。

例えば、アニメでは、主人公灰村諸葉(声:石川界人)は、前世で妹だった嵐城サツキ(声:竹達彩奈)を傷つけたクラスメートに、無謀にも戦いを挑み、最初は全く歯が立たなかったのに、前世の記憶を思い出して、いきなり超強くなるという流れです。ところが、原作やコミカライズでは、もう少し勝てる見込みのある状況で試合を申し込んでいます。

アニメ版では、「前世の記憶思い出した俺超TUEEE!」っていう演出になってて、そこが勢いある第一話となってて、面白いわけですが、おかげで主人公が、かなりバカっぽくなっているので、原作ファンから見れば、言いたいことも多々あるでしょう(笑)。

それと、主人公が「謝れ謝れ!」とかめちゃ中二病丸出しで怒ってますが、正直、アニメで見る限り、そんなに怒るほど、相手は悪くありません。喧嘩を売ったのは竹達さんの方ですし。あんなにむかつく声で喧嘩売られたのに(おいおい)、その対応はむしろ紳士的です。

このあたり、やっぱり原作の方は、エピソードを積み重ね、相手と戦う状況にどう至ったのが納得できる構成になっています。

そんなわけで、アニメ版は、掴みをよくするためにかなり端折ってて、しかも、結果的に、主人公がかなりバカっぽくなっており、そのノリは、半ばキッズアニメ的なものに変貌しています。そこがこのアニメの面白いところでもあるんですが、この先、原作とどう兼ね合いを付けていくかが興味深いところです。

ほかには、アニメ版は、諸葉がなんであんなアホ丸出しのサツキにそんなに肩入れしてるのかって点が気になりました。まあ、そこは「前世で愛し合ってたから」ってバカっぽい理由でもっと押した方がよかったかもしれません(おいおい)。

ただ、そういう理由で押すにしても、勢い重視のアレンジのせいで、二人の関係性、つまり、諸葉がサツキに惚れてるのか惚れてないのか、兄妹愛なのか何なのかが、原作に比べ、ちょっとピンぼけになってるのは気になります。

そこはラノベ原作アニメにとって最も重要なポイントなので、この先、扱いが難しくなりそうだなとは思っています。

そういえば、シリーズ構成も、山口宏さんと言うと、私は赤ずきんチャチャを思い出しますが、あれも、原作をドラマティックに改変したすごいアニメでしたね。(但し、山口宏さんはその改変には大きく関与はしてないと思う)

今後も、アニメ版が原作をどう面白くアレンジするか、注目しております。

なんだが、ほめてるんだか、批判してるんだかわかんない文章になりましたが、この先の展開も、すごく楽しみにしております。

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